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痩せすぎは病気の原因

痩せている状態とは、標準体重よりも体重が少なく、体脂肪が少なすぎる状態です。BMIという世界共通の指数でみると、値が18.5未満であれば、痩せと判定されます。

痩せている状態は肥満よりも重症度は低いです。肥満やメタボリック・シンドロームのように、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気に直結することは少ないので、軽度の痩せであれば問題はありません。

ただ、問題なのは痩せすぎている状態です。痩せの状態がひどいと、体力が続かなくなるため、疲れやすくなります。また、エネルギー不足が続いて全身の栄養状態が悪くなると、筋肉や骨が弱くなり、内臓機能の低下などの問題が出てきます。

さらに、体脂肪が少なすぎると、体脂肪の細胞から分泌されるアディポネクチンなどのホルモン量も減ってしまうため、痩せていても高血糖、高血圧、脂質異常などの症状が現れ、動脈硬化に移行することもあります。

女性の場合は、脂肪組織から分泌される女性ホルモンの量が少なくなるので、月経が無くなることもあります。最近は極端なダイエット体脂肪を減らしすぎたため、無月経になる女性が増えています。月経が止まるほどダイエットしないのに越したことはないですが、無月経になったらそのまま放置せずに、早期に婦人科のドクターに診てもらいましょう。そして食生活を改善し、少しずつ体脂肪を増やしていきます。

ダイエットをしなくても、もともと痩せているという人は、体質的に食べる量が少ないか、消化・吸収する力が弱いと考えられます。また、野菜嫌いで肉やごはん類ばかり食べている人は、三大栄養素のタンパク質、糖質、脂質は十分に摂れていますが、ビタミンやミネラルが不足しています。そのため、三大栄養素を代謝するための酵素が足りなくなり、栄養を吸収できずに痩せていることがあります。

痩せすぎの状態を改善するためには、まずはエネルギーになる糖質、脂質、タンパク質を積極的に摂ることが大切です。この3つの栄養素をしっかり摂取しているのに改善しないという場合は、野菜やきのこ類、いも類、海藻なども合わせて積極的に食べるようにします。

特にビタミンB1とB2は糖質やその他の栄養素の代謝に関わるので、摂取は欠かせません。全ての栄養素を満遍なく摂取するようにして、少しずつ脂肪を付けていきましょう。

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