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医療費の包括化

医療費の請求方式は、世界的に見て以下の3つの方式があります。

1.出来高払い制度
2.人頭払い制度
3.疾病別包括支払い制度

出来高払い制度は、レントゲンや投薬などの医療行為を個々に積み上げて医療費を決める制度です。

人頭払い制度は、「契約人数×契約単価=支払い医療費」で支払わせます。契約人数は、保険の契約と同様に健康者が対象になります。そして、その中で病気になった人を支払い医療費の範囲内で賄います。

疾病別包括支払い制度は、例として「骨折の手術による入院であればいくらになる」と言ったように、疾病別に予めいくらか決めて支払う制度です。使用機材や入院日数に違いがあっても、支払う金額は一緒になります。

日本の支払い制度は、出来高払い制度です。医師の自由裁量制のもとで、最良の医療を実現するための制度になっています。

しかし、医療費の高騰に悩んでいた欧米諸国は、早くから医療制度改革に乗り出して、疾病群別の包括支払い制度を導入しております。

日本でも医療費の圧迫が大きな問題になってきていますが、出来高払い制度をずっと継続していることもあり、なかなか包括払い制度に踏み切れないでいます。

しかしながら、今後の日本の医療費のことを考えれば、包括払い化の波は、避けざるを得ないと思います。今後の日本の医療費が、より良く改善されることを期待したいものです。

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